450年以上の歴史を持つ、春を呼ぶお祭り
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広島県三原市に、ひと足早い春の気配を運んでくるお祭り「三原神明市」が2026年も開催されます。
地元では親しみを込めて「神明さん」と呼ばれ、その歴史は450年以上。
JR三原駅北側一帯には約500軒もの露店が立ち並び、
名物のダルマを手にする人々で街は大きなにぎわいを見せます。
駅を降りた瞬間から始まるその光景は、三原の冬の風物詩。
室町時代から続く、三原神明市のはじまり
三原神明市の起源は、室町時代末期。
伊勢神宮の神様を祀る「神明信仰」が全国に広まるなか、
当時の三原で九つの町組が寄り合い、この市を始めたと伝えられています。
三原城を築いた戦国武将・小早川隆景も、この祭りを大切にしていた人物の一人。
祭りの日に集まる人の多さを見て、その年の豊作や景気を占ったという話も残されています。
現在も三原神明市は、備後地方に春を告げる行事として、
人々の暮らしの中で受け継がれているんです。
ダルマ市と呼ばれるワケ
江戸時代末期になると、神明市は縁起物として「鉢巻ダルマ」が販売されるようになったのだとか。
家族の人数分のダルマを買い求め、背中に名前を書いて神棚に供え、
一年の無事や開運を願うーそんな風習が根付き、
神明市は次第に「ダルマ市」という名でも親しまれるようになったのだとか。
ここだけは外せない、三原神明市の見どころ
日本一の大きさを誇る「神明大ダルマ」
祭りのシンボルは、東町に設置される巨大な神明大ダルマ。
現在のものは4代目で、高さ3.9メートル、直径2.9メートル、重さは約500キロ。
どこか愛嬌のある表情も魅力で、記念撮影スポットとして人気です。
500軒以上が並ぶ露店と植木市
会場には全国から集まった500軒以上の露店がずらり。
たこ焼きやたい焼きといった定番屋台に加え、農具や苗木が並ぶ「植木市」も開かれ、
市場祭りならではの雰囲気を楽しめます。
三原唯一の酒蔵「酔心」の酒粕を使った甘酒や、老舗「共楽堂」の蒸したて酒饅頭も、寒い季節の楽しみのひとつ。
見つけたい、地元ならではの「三原ダルマ」
数あるダルマの中でも注目したいのが三原ダルマ。
頭が長く、豆絞りの鉢巻をしているのが特徴で、振ると中の小石や鈴が音を立てます。
「願いが成る(鳴る)」ように――そんな想いが込められた縁起物です。
開催概要
●開催期間:2026年2月6日(金)~2月8日(日)
●時 間:9:00~20:00
●開催場所:三原市本町・館町・東町一帯(JR三原駅 北側周辺)
●アクセス:JR三原駅下車すぐ。
●公式HP :https://www.mhr-cci.or.jp/shinmei/
※駐車場はないため、公共交通機関の利用が推奨されています。
※最新の情報は公式HPをご確認ください。
神明市に合わせて様々なイベントも予定されています。
(予定は変更になる場合があります)。
• 三原だるま行列:2月6日(金)13:15~(三原小学校~大ダルマ付近)
• 第2回ご当地プディングフェスティバル:2月7日(土)・8日(日)(三原駅南側)
• 三原神麺市:期間中毎日(JR三原駅前周辺)
• DARUMART 2026:三原だるまをキャンバスにしたアート展示(JR三原駅構内)
歴史ある街並みと、活気に満ちた露店。そして、訪れる人をあたたかく迎えてくれる大ダルマ。
450年以上続く三原神明市は、今も変わらず、人々の願いとともに春の訪れを知らせてくれます。
2026年の2月は、三原で受け継がれてきたこの風景を、ぜひ体感してみてはいかがでしょうか。