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2026.03.30

「今日の気分」で器を変える。日本酒を引き立てる酒器の選び方

 
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日本酒といえば、お猪口と徳利。そんなイメージをどこかで持っている方も多いかもしれません。
けれど近年、日本酒の世界は少しずつ広がりが。
果実のように華やかな香りを持つもの、軽やかで透明感のある味わいのもの。

それにあわせるように、酒器もまた、
カタチや素材の選択肢を増やしてきました。

ワイングラスやタンブラーで楽しむ一杯。
お酒の個性を引き出す自然なカタチ。

同じ日本酒でも、うつわを変えると印象が変わる。
だからこそ、その日の気分に合わせて器を選ぶ時間も、楽しみの一つに。

今回は、過ごしたい時間ごとに選ぶ酒器をご紹介します。

香りにゆっくりと向き合う一杯。

少しだけ時間に余裕のある夜。
グラスの中でゆっくりと立ち上がる香りを丁寧に味わいたいとき。

そんな一杯には、丸みを帯びて口元がすぼまった
ワイングラス型の酒器はいかがでしょうか。

器の中に香りを留めることで、吟醸酒や大吟醸の持つ華やかな香りが
やわらかく広がっていきます。

さらに、磁器のうつわは口当たりがなめらかで、
味わいに角が立たず、やさしく整えてくれる。

長崎・波佐見焼のワイングラスは、その繊細な時間に寄り添う一客。

白磁に穴を開け、そこへ粘土を詰めて焼き上げる「水晶彫」という技法によって光を含んだような透明感が生まれます。

お酒を注いだ瞬間、器そのものがほんのりと光を帯びるような感覚。

香り、味わい、そして視覚までもゆっくりと重なり合う静かな時間を作ってくれるはず。

気持ちを切り替えるリラックスタイムの一杯

食卓に少しの高揚を添える、節目の一杯

誰かと囲む食卓や、ちょっとした記念日。
そんな場面では、うつわそのものが空気を変えてくれる。

脚のついたグラスや、艶やかな漆の光沢は、それだけで食卓に凛とした存在感。
玉虫塗のビクトリーグラスは、脚からボウルへと流れる様に立ち上がるフォルムが印象的。

一輪の花が開くようなカタチが、日本酒の香りを優しく持ち上げ、味わいにふくらみを与えてくれます。


香りの立ち方、口当たり、温度。
うつわによって引き出される味わいの違いもまた、日本酒の魅力のひとつ。
その日の気分に合わせて、お酒をたしなむ時間をお楽しみください。

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