春休みに訪れたい、日本三大○○の名所 ― 日本三名園

春休みは気候も暖かくなり、お出かけにぴったりの季節。
そんな春の旅先として、日本の伝統美を感じられる庭園を訪れてみるのはいかがでしょうか。
今回は、日本を代表する庭園として知られる「日本三名園」をご紹介します。
日本三名園とは、茨城県の偕楽園、石川県の兼六園、岡山県の後楽園の三つの庭園のこと。
いずれも江戸時代の大名によって造られ、日本庭園の美しさと歴史を今に伝える名園です。
春は梅から桜へと花々のリレーが楽しめる、庭園散策にぴったりの季節。
是非、春休みの旅行の参考にしてみてください。
※最新の情報は公式サイト等をご確認ください。
領民とともに楽しむ梅の名所―偕楽園

偕楽園は江戸時代、水戸藩9代藩主・徳川斉昭によって造られた庭園。
その名前には「領民とともに楽しむ場所にしたい」という斉昭の思いが込められていると言われています。
文武修業の場であった藩校「弘道館」と対になる施設として造られ、心身を休める場として多くの人に親しまれてきました。
偕楽園といえば、やはり梅の名所として有名。
春休み前半の3月頃までは「水戸の梅まつり」が開催され、園内では約100品種・3000本の梅が咲き誇ります。
また、徳川斉昭自ら設計した木造建築「好文亭」や、大理石の井筒から清水が湧き出る「吐玉泉」など、歴史を感じる見どころも豊富。
さらに少し足を伸ばして、隣接する桜山や千波湖周辺へ向かえば、春休み後半には美しい桜の景色も楽しむことができます。
●所在地:茨城県水戸市常盤町1ー3-3
●開園時間:6:00~19:00(2月中旬~9月30日の期間)※好文亭は9:00~17:00
●入園料:大人320円、小人160円 ※好文亭は別途大人230円 小人120円
●アクセス
・JR水戸駅から路線バスで約20分
●参考サイト:hhttps://ibaraki-kairakuen.jp/
加賀百万石の文化を映す廻遊式庭園―兼六園

兼六園は、加賀藩5代藩主・前田綱紀が1676年に別荘周辺に作庭した「蓮池庭」が始まりなのだとか。
その後、歴代藩主によって長い年月をかけて整えられ、1822年に12代藩主・前田斉広の時代に「兼六園」と命名されました。
庭園の中心にある大きな池には、不老不死の仙人が住むとされる島を配するなど、神仙思想が取り入れられています。そこには長寿と繁栄への願いが込められているのだとか。
兼六園は、池や築山、亭を配置しながら歩いて景色を楽しむ廻遊式庭園の代表格。
広い園内には、十三代藩主が浮かべた蓬莱島がある「霞ヶ池」や、古い図面をもとに復元された茶屋「時雨亭」など、見どころが数多くあります。
春休みの観桜期には夜間開園が行われることもあり、ライトアップされた幻想的な夜桜を楽しめるスポットとしても人気です。
●所在地:石川県金沢市丸の内1番1号
●開園時間:7:00~18:00(3月1日~10月15日の期間)
●入園料:大人(18歳以上)320円、小人(6歳~18歳未満)100円
●アクセス
・JR金沢駅から路線バスで約15~20分
●参考サイト:https://www.pref.ishikawa.jp/siro-niwa/kenrokuen/
歴代藩主の思いが息づく安らぎの庭―後楽園

岡山県の後楽園は、今からおよそ300年前、岡山藩2代藩主・池田綱政が藩主のやすらぎの場として築いた庭園。
その後、歴代の藩主によって時代に合わせた整備が行われましたが、大きく景観を変えることなく守られてきました。
そのため、江戸時代の面影を今も感じられる庭園として知られているんです。
園内は広い芝生地を中心に、池や水路、築山などが園路で結ばれ、四季折々の風景が広がります。
後から築かれた築山「唯心山」からは、庭園を一望することができます。
また園内では、国の特別天然記念物であるタンチョウが飼育されており、優雅な姿を見ることができるのも後楽園ならでは。
春には幕末に整備された梅林に約100本の紅白の梅が咲き、その後「千入の森」や「二色が岡」では山桜や八重桜が庭園を彩ります。
●所在地:岡山市北区後楽園1-5
●開園時間:7:30~18:00(3月20日~9月30日の期間)
●入園料:大人500円、シニア(65歳以上)200円
※高校生以下無料(2026年3月31日まで試行中)
●アクセス
・JR岡山駅から路線バスで約10分~15分
・JR岡山駅から市内電車で4分、「城下」下車徒歩10分
・JR岡山駅から徒歩25分
●参考サイト:https://okayama-korakuen.jp/index.html
春休みは、それぞれの庭園が誇る梅や桜の美しい景色に出会える絶好の季節。
偕楽園、兼六園、後楽園――
歴史ある庭園を歩きながら、日本ならではの四季の美しさを感じる旅に出かけてみてはいかがでしょうか。