5本指下駄をつくる工房はどこにある?|小さな里山、岐阜県恵那市武並町について
こんにちは。47 TREASURE編集部です。
五本指の下駄「GETALS(ゲタル)」を
つくる職人・大森將人さんへのインタビューから、
ものづくりの背景にある“土地の話”をお届けします。
▼大森さんがGETALS(ゲタル)を作るまでの話はこちら▼
大森さんの工房「嵯峨乃や」のある場所は岐阜県恵那市武並町。
本日は、その場所と周辺の空気をご案内させていただきます。
大森さんに会いに行ってみたくなる人が増えたら嬉しいです。
1. 岐阜県恵那市武並町ってどこにあるの?
岐阜県恵那市の西側、
瑞浪市と恵那市のちょうど真ん中に位置するのが武並町です。
山に囲まれ、
川が流れ、
ぽつんぽつんと家が並ぶ、
いわゆる“里山”です。
武並町はここ👆
最寄り駅はJR中央本線「釜戸駅」または「武並駅」。
どちらも無人駅ですが、
名古屋方面への通勤にも利用されていて、
実は車の便もいい場所みたいです。
国道19号線と中央自動車道が通っているため、
“西の玄関口”と呼ばれることも!
ただしこの19号線ですが、
ちょうど武並町〜釜戸町間の
約15kmが峡谷になっていて、
片側一車線の超・狭路。
山と山の間、川沿いの道を走るルートで、
事故が起きるとすぐに
通行止めになってしまうそうです。
そんな現状をなんとかしようと、
地元では現在、
バイパス整備+道の駅構想が進行中とのこと、、、
五本指下駄「GETALS(ゲタル)」の職人・大森さんも、
実はその道の駅プロジェクトの委員長として
地域の話し合いに参加しているそうです(すごい…!)
「自分の下駄をそこに置きたいとは
なかなか言えないけど…」と笑いながら、
地域の未来のためにちゃんと動いている姿が、
とても印象的でした。
2. 大森さんの工房(城)「嵯峨乃や」
大森さんはインタビュー中、
”
”うちの近くでは、ちょっと面白いよって
いうところがないんです。”
と話されていました。
私も地元が田舎で近くのおすすめスポットを
聞かれたとき何もないな、となって困ったことがあるので
大森さんの気持ちがとてもよくわかりました。(笑)
ですが、武並町には大森さんの工房
「嵯峨乃や」があります!
山があって、緑があって、
ちいさな川が流れていて、
田んぼがあって畑があって。
そんな里山みたいな
日本の昔ながらの場所にあると思うと、
とても素敵で。大切にしたくなります。
栄えている場所の間で、
あまり知られていない場所にあるだなんて、
なんだか宝探しをしているみたいです。
大森さんの工房(城)は
古民家を改造しており、
とてもおしゃれな店構えです。
大森さんがここで作る五本指下駄は、
「五本指の下駄って作れますか?」という
お客さんの一言からスタートし、
6年かけて完成させたオリジナルの履き物です。
▼大森さんがGETALS(ゲタル)を作るまでの話はこちら▼
この工房は、観光地のような派手さはないですが、
“ものが生まれる場所の温度”を
体感できる、確かな名所です。
ぜひ一度大森さんに会いに
訪れてみてはいかがでしょうか。
3. 「嵯峨乃や」へのアクセス
「嵯峨乃や」GETALS
所在地:岐阜県恵那市武並町竹折1264−1
アクセス:JR「武並駅」「釜戸駅」より車で5〜10分/恵那ICより約20分
営業時間:10:00〜18:00(水曜定休)
駐車場あり
五本指下駄の商品ページは、 こちら