今年のお花見、どこに行く?

いつもの近所の公園や、川沿いの桜も素敵ですが、今年は少し足を延ばして、一生に一度は見ておきたい「日本三大桜」を巡るお花見なんていかがでしょうか。
日本三大桜とは、福島県の「三春滝桜」、山梨県の「山高神代桜」、岐阜県の「根尾谷淡墨桜」という3つの名木のこと。
いずれも国の天然記念物に指定され、推定樹齢は1000年を超えるものばかり。長い年月を生き抜いてきた圧倒的な存在感と、唯一無二の景観を楽しむことができます。
今回は、日本三大桜それぞれの魅力をご紹介します。
※最新の情報は公式サイト等をご確認ください。
まるで流れ落ちる滝―三春滝桜(福島県)

まずご紹介するのは、大正11年(1922年)に桜の木として初めて国の天然記念物に指定された名木「三春滝桜」。
樹齢は1000年以上といわれるエドヒガン系の紅枝垂桜で、四方に大きく広がる枝から薄紅色の花を無数に咲かせます。その姿が、まるで滝の水が流れ落ちるように見えることから「滝桜」と呼ばれるようになりました。
春になると、一本の巨木がまるで大地に流れる花の滝のように咲き誇り、訪れる人々を圧倒します。
開花期間中の夜(18時〜21時)にはライトアップも行われ、昼とはまた違った幻想的な夜桜を楽しむことができるんです。
●今年の開花予想:4月5日
●入園料(観桜料):500円(中学生以下無料・団体割引なし)
●所在地:福島県田村郡三春町大字滝字桜久保296
●アクセス:
・電車・バス: JR磐越東線「三春駅」よりタクシーで約20分/または臨時バス「滝桜号」で約20分
・車: 磐越道「船引三春IC」より約20分/または「郡山東IC」より約30分
・駐車場: 観桜期間のみ利用できる「滝桜大駐車場」あり(850台(無料))
●参考サイト:https://miharukoma.com/experience/183
日本最古・最大級!―山高神代桜(山梨県)

続いてご紹介するのは、実相寺の境内にどっしりと立つ「山高神代桜」。
こちらは国指定天然記念物の第1号として知られる桜です。
推定樹齢は約2000年ともいわれ、日本最古・最大級のエドヒガン桜。
この桜には、神話の英雄・日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が植えたという伝説や、後に弱ってしまった木を見た日蓮聖人が回復を祈願し、再生したという逸話も残されています。
さらに春には、境内周辺に咲く約8万株のラッパ水仙が満開となり、足元の黄色、桜の淡いピンク、そして背景には雪を抱く南アルプス。
自然が織りなす見事な色のコントラストを楽しむことができます。
●今年の開花予想日:3月22日
●入園料:実相寺の境内で観桜する場合は大人500円、市民300円、中学生以下無料。
(お寺の外から眺めることも可能です)
●所在地:山梨県北杜市武川町山高2763
●アクセス:
・電車・バス: JR「日野春駅」下車後、タクシーで約15分
・車: 中央自動車道「須玉IC」から約15分/「小淵沢IC」から約30分
・駐車場: 開花期間中は臨時駐車場が開設されます(普通車500円)
●参考サイト:https://www.hokuto-kanko.jp/spot/sakura_jindai/
散り際まで色を変える―根尾谷淡墨桜(岐阜県)

最後にご紹介するのは、岐阜県本巣市にある「根尾谷淡墨桜」。
推定樹齢は1500年以上。
継体天皇がお手植えされたという伝説が残る、日本を代表する一本桜です。
この桜の最大の特徴は、花の色が変化すること。
つぼみの頃は薄いピンク、満開になると白くなり、そして散り際には名前の由来でもある淡い墨色へと変わっていきます。
満開の瞬間だけでなく、散り際までさまざまな表情を見せてくれるのが、この桜ならではの魅力。時間とともに移ろう色の変化を、ゆっくりと楽しむことができます。
●今年の開花予想日:3月25日
●所在地:岐阜県本巣市根尾板所字上段995
●アクセス:
・電車: 樽見鉄道「樽見駅」から徒歩約15分
・車: 東海環状自動車道「本巣IC」から約30分/「大野神戸IC」から約40分
・駐車場: 普通車700台、大型バス30台分完備
●参考サイト:https://www.kankou-gifu.jp/spot/detail_921.html
千年以上の歳月を生き抜いてきた、日本三大桜。
風雪や自然の厳しさに耐えながら、毎年春になると変わらず花を咲かせる姿には、思わず心を打たれるものがあります。
今年の春は、そんな悠久の時を刻んできた名木を訪ねてみませんか。
開花予想やアクセス情報を参考にしながら、桜とともに日本の長い時間に思いを馳せるお花見旅を計画してみてください。
