DISCOVER JAPAN with Artisan
2026.03.18

春休みに訪れたい、三大○○の名所―日本三大朝市

タグ: #発見
 
TOP

春休みのお出かけ先はもうお決まりでしょうか。
旅行先でその土地の活気や食文化、そして人々の温かさに触れたい方におすすめなのが「朝市」。

日本には、長い歴史と伝統を持つ「日本三大朝市」と呼ばれる名所があります。
今回は、春休みにぜひ訪れてみたい、石川県の輪島朝市、千葉県の勝浦朝市、岐阜県の飛騨高山 宮川朝市の魅力をご紹介。

※最新の情報は公式サイト等をご確認ください。

復興へ向けて歩み続ける1200年の歴史―輪島朝市

輪島朝市の歴史は非常に古く、奈良時代後期から平安時代初め頃(800年前後)、
神社の祭礼日に生産物を持ち寄って行われた物々交換が起源とされています。

かつては「朝市通り」と呼ばれる約360mの商店街に200以上の露店が並び、多くの人で賑わう日本を代表する朝市でした。

しかし2024年1月1日の能登半島地震に伴う大規模な火災により、
朝市通りは大きな被害を受けました。

それでも“1200年続く歴史を次の世代につなぎたい”という強い思いを持った組合員たちが立ち上がり、現在は場所を移して「出張輪島朝市」として営業を再開しています。

現在は輪島市内の「パワーシティ輪島ワイプラザ」内に常設の出張朝市が設けられています。

困難を乗り越えながら前を向いて歩み続ける組合員の方々の笑顔と、昔から変わらない温かい人情も魅力的。

輪島の女性たちは昔から働き者で、「亭主のひとりやふたり養えない女は甲斐性なしだ」と言われるほどの気概を持つと言われています。
そんな元気なお母さんたちが作る干物などの海の幸を味わいながら、
復興へ向けて歩む輪島を応援してみませんか。

●場所:石川県輪島市宅田町41(パワーシティ 輪島ワイプラザ内)
●営業時間:9:00〜お昼頃まで
※野菜などは早めに店じまいする場合があります
●定休日:水曜日(不定休)
※ワイプラザ自体は営業しています
●参考サイト:https://s-wajima-asaichi.com/

430年続く活気と春の味覚を満喫―勝浦朝市

千葉県の勝浦朝市は、1591年(天正19年)、勝浦城主であった上村土佐守泰忠が漁業と
農業の奨励を目的に開設したのが始まりとされています。

それ以来430年以上にわたり、人々の台所として親しまれてきました。
週末には観光客も加わり、朝から大勢の人で賑わいます。

春の勝浦朝市は、旬の味覚が揃う季節。
朝掘りのタケノコや菜の花、セリ、イチゴなどの山の恵みに加え、初ガツオやヤリイカなど新鮮な海の幸がズラリ。

威勢のいい浜言葉が飛び交う活気ある雰囲気の中で、
出店者との会話や買い物のやり取りを楽しめるのも朝市ならでは。

また平日の朝市は、休日に比べてゆったりとした時間が流れます。
コーヒースタンドでコーヒーを買ったり、手作りパン屋で朝ごはんを調達したりと、穏やかな朝の時間を楽しむのにもぴったりです。

若手出店者によるフリーペーパーの発行や、平日限定のワークショップなど、新しい取り組みも始まっているのだとか。
 

●場所:
・1日~15日:「下本町朝市通り」
・16日~月末:「仲本町朝市通り」
●アクセス:
・電車の場合はJR外房線勝浦駅から徒歩約10分。
・車の場合は市原鶴舞ICから約40分。
●営業時間:6:30頃~11:00頃
※天候や仕入れにより早終いする店もあります
●定休日:毎週水曜日・元旦
●参考サイト:https://www.katsuura-kankou.net/asaichitop/

温かい飛騨弁と絶品食べ歩きグルメ―宮川朝市

岐阜県高山市の宮川朝市は、江戸時代の1819年頃、高山別院前で開かれていた養蚕のための市場「桑市」がルーツとされています。

その後、戦後の闇市などを経て移転を繰り返し、1960年に現在の宮川河川敷に落ち着きました。
当時は未舗装でテントも張れないような場所でしたが、組合員たちの努力によって現在の活気ある朝市へと発展しました。

「よう来てくれんさったな」という優しい飛騨弁と、白いテントの下で迎えてくれるおばあちゃんたちの笑顔。
高冷地ならではの寒暖差で育ったみずみずしい野菜や赤かぶ、自家製の漬物などが所狭しと並びます。

押し売りをすることはなく、「ちょこっと味噌入れて炒めるんやよ」と料理のコツを教えてくれる温かいやり取りも、この朝市ならでは。

さらに食べ歩きグルメも充実。
つきたてのよもぎ餅、飛騨牛乳や卵を使ったプリン、飛騨の醤油を使ったみたらし団子、本格エスプレッソなど、和洋さまざまな味が楽しめます。

名物のさるぼぼや一位一刀彫といった民芸品も並び、お土産探しにもぴったり。
 

●場所:岐阜県高山市下三之町

●営業時間:7:00~12:00
※12月~3月は8:00~12:00

●定休日:毎日開催
※天候等により出店が少ない場合があります。

●参考サイト:https://www.asaichi.net/


朝市の楽しみは、新鮮な食材を買うことだけではありません。
生産者と直接言葉を交わし、その土地の文化や人情に触れられることこそが、朝市ならではの魅力です。

今年の春休みは少し早起きをして、歴史と活気にあふれる日本三大朝市を訪れてみてはいかがでしょうか。
きっと、その土地ならではの特別な朝の時間に出会えるはず。


新着のブログ


関連のコレクション