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2026.01.25

鬼は外!福は内!の本当の意味とは?

タグ:#発見

もうすぐ節分。「鬼は外!福は内!」という元気な声とともに豆をまく光景は、日本の冬を象徴する風物詩のひとつ。

子どものころから当たり前のように親しんできた行事ですが、
「なぜ豆をまくの?」「鬼ってそもそも何者?」と聞かれると、意外と答えに詰まってしまうことも。

今回は、節分の由来や豆まきの意味、知っておきたい作法についてご紹介します。
 

そもそもなぜ節分に豆をまくの?

節分とは、もともと「季節を分ける」という意味の言葉。
昔は立春・立夏・立秋・立冬、それぞれの前日を指していました。

中でも立春の前日は、旧暦では一年の終わりにあたる特別な日。
新しい年を無事に迎えるため、一年の厄や邪気を追い払う行事として行われていたのが
「追儺(ついな)」や「鬼払い」です。これが、現在の豆まきの原型とされています。
 

豆が選ばれた理由

古来より、米や麦などの五穀には精霊が宿ると考えられてきました。
その中でも、大豆は粒が大きく力が強いことから、邪気を払う存在として重宝されたのだとか。

さらに、
・「魔を滅する=魔滅(まめ)」
・鬼の目を表す「魔目」
といった言葉遊びの意味も重なり、豆を投げて鬼を退治するという風習が定着していったのです。
 

節分の「鬼」とは何者?

節分で追い払う鬼は、実体のある存在ではなく、
病気や災害、飢えなど、人々の暮らしを脅かす“目に見えない厄”の象徴。

実は、鬼の色には人間の煩悩が重ねられているとも言われています。
・赤鬼:欲望・渇望
・青鬼:怒り・憎しみ
・緑鬼:怠慢・不健康
・黄(白)鬼:甘え・後悔
・黒鬼:疑い・愚痴

自分の中に思い当たる鬼を思い浮かべながら豆をまくのも、節分ならではの向き合い方かもしれません。
「鬼は外、福は内」に込められた意味
この掛け声には、目に見えない邪気を家の外へ追い出し、
代わりに福を家の中へ迎え入れる、という願いが込められています。

地域や寺社によっては異なる掛け声が使われることもあり、
土地ごとの節分文化を知るのも面白いポイント。

知っておきたい、豆まきの基本作法

せっかくなら、昔ながらの作法に倣って豆まきをしてみましょう。

● 使うのは「炒り豆」
必ず炒った豆(福豆)を使います。
理由は二つ。
生の豆から芽が出ると縁起が悪いとされたため
「豆を炒る」=「鬼の目を射る」という意味が込められているため

● 豆まきのタイミング
本来は鬼が出るとされる深夜(丑寅の刻:午前2〜4時)ですが、
現代では家族がそろう夕食後などに行うのが一般的です。

● 豆まきの手順
豆は、まく直前まで神棚や目線の高い場所に供える
家長、または年男・年女、厄年の人がまくと良いとされる
家の奥から順に、玄関や窓を開けて「鬼は外!」と外へ向かってまく
※下手投げが正式
最後に「福は内!」と豆をまき、豆を食べて無病息災を願う
食べる豆の数は、年齢の数、または年齢+1粒。
+1粒には、新しい年の健康を願う意味があるんです。

地域によって違う?落花生をまく地域も

豆まきといえば大豆の印象が強いですが、
北海道・東北・北陸・南九州の一部では「落花生」をまく地域もあります。
雪の多い土地では、
・雪に埋もれても拾いやすい
・殻付きで衛生的
といった理由から、昭和20年代頃に定着したのだとか。
南九州では、落花生の産地であることが理由とされています。


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