2026年の厄年とは?-平安時代から続く日本の習わし

新しい年が始まると、「今年は厄年かな?」とふと気になる瞬間ありませんか?
厄年と聞くと少し身構えてしまうものの、本来は不安をあおるものではありません。
昔の人々が、心や体の変化が訪れやすい節目として大切にしてきた
“人生を整えるタイミング”なのです。
そもそも厄年って何?
厄年とは、人生の中でも心身の変化が大きく、暮らしの節目を迎える年齢のこと。
体調の揺らぎや家庭・仕事の環境が変わりやすいため、昔の人々はこの時期を
“慎みの年”として大切に過ごしてきたのだとか。
「厄(やく)」という言葉には「災い」「不安定さ」という意味がありますが、
本来は「災いが起きる年だから恐れなければならない」というより、
身を清め、心を整える“晴れの年齢という位置づけだったのだそう。
平安時代の『源氏物語』にも厄年の記述が残されているほど、
日本では古くから親しまれてきた文化なのです。
数え年で数えるワケ
厄年は数え年で数えるのが基本。
数え年とは「生まれたときに1歳、元旦を迎えると1つ年を重ねる」という古来の年齢の数え方。
そのため、厄年は1月1日からスタートするのです。
厄年の中でも、もっとも慎重に過ごすべきとされるのが「大厄」。
・男性の大厄:42歳(数え年)
・女性の大厄:33歳(数え年)
昔から人生の大きな節目とされ、不安定になりやすい時期と言われてきました。
2026年(令和8年)の厄年
厄年には、前厄>本厄>後厄 という3年間の流れがあります。【男性】
| 数え年 | 生まれ年 | |
| 前厄 | 24歳 | 平成15年 |
| 本厄 | 25歳 | 平成14年 |
| 後厄 | 26歳 | 平成13年 |
| 前厄 | 41歳 | 昭和61年 |
| 本厄 ※大厄 | 42歳 | 昭和60年 |
| 後厄 | 43歳 | 昭和59年 |
| 前厄 | 60歳 | 昭和42年 |
| 本厄 | 61歳 | 昭和41年 |
| 後厄 | 62歳 | 昭和40年 |
| 数え年 | 生まれ年 | |
| 前厄 | 18歳 | 平成21年 |
| 本厄 | 19歳 | 平成20年 |
| 後厄 | 20歳 | 平成19年 |
| 前厄 | 32歳 | 平成7年 |
| 本厄 ※大厄 | 33歳 | 平成6年 |
| 後厄 | 38歳 | 平成元年 |
| 前厄 | 60歳 | 昭和42年 |
| 本厄 | 61歳 | 昭和41年 |
| 後厄 | 62歳 | 昭和40年 |
※地域によって異なる場合がございます。
厄払い・厄除けはいつ行くのがいい?
「厄払いって、いつ行けばいいの?」
という疑問を持つ方も多いかもしれません。
実は、厄払い・厄除けは一年を通していつでも受けることができるのですが、
昔から“より良い”とされてきた時期があります。
いちばん良いとされる時期:元旦〜節分まで
厄年は「数え年」でみるため、年齢は元日でひとつ上がります。
そのため、新しい年が始まってから節分(立春の前日)までに
初詣にあわせて祈祷を受ける方が多いのも、このためです。
でも実際は、いつ行っても大丈夫
多くの神社やお寺では、365日いつでも祈祷を受け付けています。
混雑を避けたい人は、少し落ち着いた時期に足を運んでも問題ありません。
誕生日や大安など、「自分が気持ちよく迎えられる日」を選ぶ方も多くいるのだとか。
1年を無事に過ごせたら、翌年にお礼参りをするのが習わし。
古くから続く”ご縁を結ぶ”大切な心がけと言われています。
厄年はどう過ごす?
厄年と聞くと、「何か特別なことをしなきゃいけないの?」
と思ってしまうかもしれませんが、そんな必要はありません。
昔の人たちは厄年を“いつもより少しだけ丁寧に過ごす期間”
として大切にしてきたのだとか。
神社やお寺で厄払い・厄除けを受けたり、
断捨離をして身の回りを整えたり、使い古した小物を手放してみたり、、
心や暮らしを整えて過ごしてみてはいかがでしょうか。
「厄払い」「厄除け」「厄落とし」って何が違うの?
似ている様で実は少し意味が違ってくるんです。
厄払い
既に身についてしまった厄(悪い気)を祓うこと一般的には神社で行われます。
厄除け
これから寄ってくる災いが近づかないよう、身を守る祈祷。密教系のお寺では薩摩祈祷として行うことが多いのだそう。
厄落とし
厄にまつわる行事や厄を落とすための習慣全般のこと。断捨離やモノを手放す、人に振る舞うなど、生活の中でできるものが多く含まれます。
厄払い=治療、厄除け=予防、厄落とし=セルフケア、、
たとえるならこんなイメージが近いかもしれません。
厄年は“災いの年”ではなく、心と体を整えるための節目の合図のようなもの。
平安時代から続くこの習わしは、現代の私たちにとっても、
暮らしや心を見つめ直す、きっかけになってくれるのかも。
2026年を迎える一年が、みなさまにとって穏やかで健やかなものになりますように。