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DISCOVER JAPAN with Artisan
2026.01.06

1月11日、鏡開きで運気を呼び込む

タグ:#発見

お正月休みが明け、街も少しずつ日常の景色に戻ってきました。 
仕事始めや学校の準備などで忙しく過ごされている方も多いことと思います。

そんな中、ふと目に入るのが、お正月飾りとして家に鎮座する「鏡餅」。
これをいつ片付け、どのようにいただくのか。
その意味や作法を、あらためて考えたことはありますか?

間もなく迎える「鏡開き」は、
単なる片付けではなく、新しい一年の運気を自分の中に迎え入れるための、大切な節目なんです。
 

切るではなく「開く」という作法

鏡餅を食べやすい大きさにするとき、
包丁を使うのは避けるべき、と聞いたことがある方も多いでしょう。

鏡餅は、お正月の間に家へやってくる「年神様(としがみさま)」の魂が宿る依り代。
その神聖なものに刃物を向けることは、古くから慎まれてきました。

また、武家社会の影響も大きく、
刃物で餅を切る行為は「切腹」を連想させるとして縁起が悪いものと考えられていました。
「割る」という言葉も「壊れる」に通じるため避けられ、
代わりに、末広がりで縁起の良い「開く」という表現が使われるようになったのです。

そのため鏡開きでは、包丁は使わず、
木槌で叩いたり、手で欠き取ったりしながら、少しずつ分けていくのが正式な作法とされています。
 

なぜ1月11日?

一般的に、鏡開きは1月11日に行われます。 
地域によっては日付が異なることを不思議に思ったことはありませんか?

実はその昔、鏡開きは1月20日に行われていました。
この日付が変わるきっかけとなったのは、江戸時代の徳川家。

徳川三代将軍・家光が亡くなったのが4月20日であったため、
「月命日である20日にお祝い事をするのは避けよう」ということで、
11日に変更されたという説があります。

この変更は幕府の影響力が強かった関東を中心に広まりましたが、
関西など幕府の影響が比較的少なかった地域では、旧来の通り1月15日や20日に行う風習が残っているのだとか。

現在では、カレンダー表記などの影響もあり、
1月11日が全国的に広く知られる日となっています。

鏡餅のかたちに込められた願い

そもそも、なぜ鏡餅は丸いのか。 

これは、昔の円形の「銅鏡」に似ていることから名付けられたと言われています。

また、丸い形は「人の魂(心臓)」を模しているという説や、
大小2つ重ねることで「太陽と月」を表し、「福が重なる」「円満に年を重ねる」という
意味も込められています。

鏡餅は、ただの飾りではなく、
神様の力が宿った存在。

お供えして終わりではなく、
それをいただくことで神様の力を体に取り込み、
一年の無病息災を願う――
それこそが、鏡開きの本当の意味なのです。

だからこそ、小さな欠片も残さず、すべていただくことが大切とされています。


1月11日の鏡開きは、
お正月から日常へと戻る、ひとつの区切り。

神様にお供えしたお餅を「開く」ことで、
新しい一年の運気も、そっと開いていく。

家族の健康や幸せを願ったその想いを、
最後は美味しくいただき、自分たちの力へと変えていきましょう。

1月11日はぜひ、ご自身の暮らしに合った食べ方で、
一年の無病息災を願いながら、鏡餅を味わってみてください。

【配送についての大切なお知らせ】
当店は誠に勝手ながら、下記の期間を年末年始休業とさせていただきます。
年末年始休業期間:2025年12月27日(土)〜 2026年1月4日(日)
次回の発送は1月6日(火)より順次対応いたします。
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