日本の冬を彩る雪の祭典
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凛と張りつめた空気の中、吐く息が白くほどけていく日本の冬。
雪は、厳しさの象徴であると同時に、人々の暮らしや祈りとともに受け継がれてきた存在でもあります。
各地では、降り積もる雪に感謝し、雪とともに生きる知恵や楽しみをかたちにした祭りが、今も大切に行われています。
今回は、日本を代表する雪まつりを、その背景や見どころとともにご紹介します。
※投稿時点の情報になります。最新の情報は各公式サイトなどご確認ください。
圧倒的スケールで魅せる、世界が注目する「さっぽろ雪まつり」(北海道)
札幌の冬を象徴する一大イベントとして、世界中から多くの人が訪れる「さっぽろ雪まつり」。
最大の見どころは、大通公園に並ぶ、精巧かつ壮大な雪像の数々。
2026年の大通会場では、北海道大学創基150周年を記念した「北海道大学 古河講堂」や、「祈り~縄文からのメッセージ~」といった大雪像の制作が予定されています。
雪とは思えないほどの細やかな造形からは、長い時間をかけて培われてきた技と情熱が伝わってくるのではないでしょうか。
また、「栄冠に輝くサラブレッド」をテーマにした雪像も登場予定。
大地とともに生きてきた北海道らしい、力強さと誇りを感じさせてくれることでしょう。
すすきの会場では、光をまとった幻想的な氷像が夜の街を彩り、
つどーむ会場では、チューブスライダーなど、雪と直接触れあえる体験が用意されています。
観る・歩く・遊ぶ──さまざまな角度から冬の魅力を味わえるのも、この祭りならでは。
開催概要
●開催期間:2026年2月4日(水)~2月11日(水・祝)
●会場:大通会場・つどーむ会場・すすきの会場
●アクセス
・大通会場:JR札幌駅から地下鉄南北線・東豊線で「大通駅」下車すぐ。
または札幌駅から徒歩約10~15分
・すすきの会場:地下鉄南北線「すすきの駅」下車すぐ
・つどーむ会場:地下鉄東豊線「栄町駅」から徒歩またはシャトルバス(例年運行)を利用。
●公式HP:https://www.snowfes.com/
現代雪まつり発祥の地「十日町雪まつり」(新潟県)
「雪を友とし、雪を楽しむ」。そんな言葉を体現するように生まれたのが、現代雪まつり発祥の地とされる「十日町雪まつり」。
最大の特徴は、市民一人ひとりの手によってつくられる、温もりある雪像の数々。
市内各所に点在する雪像は、それぞれが小さな作品のようで、「雪の芸術展」としてその出来栄えが競われます。華やかさだけでなく、暮らしの中に根づいた表現が感じられるのも、この祭りの魅力。
夜のクライマックスを飾るのは、「雪上花火(虹雪花火)」。
静まり返った雪原の上に広がる光の花は、雪国の冬だからこそ生まれる、幻想的なひとときです。会場内の「おまつりひろば」では、地元ならではの温かい料理も楽しめます。
冷えた体をほぐしながら、人のぬくもりに触れる時間も、忘れがたい思い出になるはず。
開催概要
●開催期間:2026年2月20日(金)~2月22日(日)※開催時間は日によって異なります(金曜は夜のみ、土日は日中から夜まで)
●会場:十日町市内一円(メインエリア、おまつりひろば等)
●アクセス
・最寄り駅:JR飯山線・北越急行ほくほく線「十日町駅」
会場への移動:
・十日町駅、下条駅、越後水沢駅などが拠点となります。
・期間中は市内を巡回する「雪まつり巡回バス(シャトルバス)」が運行されるため、駅から各広場や雪像スポットへの移動に便利です。
※お車の場合は臨時駐車場が用意されますが、台数に限りがあるため公共交通機関の利用が推奨されています。
●公式HP:https://snowfes.jp/hp/
静けさと熱気が交差する「横手の雪まつり」(秋田県)
約450年もの歴史を持つ、秋田県横手市の小正月行事「横手の雪まつり」。
この祭りは、対照的な二つの表情をあわせ持っています。
ひとつは、雪でつくられた小さなお堂「かまくら」。
中では子どもたちが「はいってたんせ」と声をかけ、甘酒やお餅でもてなしてくれます。
やわらかな灯りが雪洞の内側を照らし出す風景は、見る人の心を静かに包み込みます。
もうひとつが、勇壮な「ぼんでん(梵天)」行事。
豪華な飾りを施した大きな御幣を、男たちが力いっぱい担ぎ、押し合いながら神社へ奉納します。
雪の中に響く掛け声と熱気は、静寂とはまた違う冬の力強さを感じさせてくれます。
開催概要
●開催期間
• かまくら: 2026年2月13日(金)・14日(土)
※従来の日付固定から、試験的に「ぼんでん」直前の金・土曜開催に変更されています。
• ぼんでん: 2026年2月16日(月)・17日(火)
※こちらは神事のため日付固定で開催されます。
●会場: 横手市役所本庁舎前・横手公園・二葉町など市内各所
●アクセス
• 最寄り駅: JR奥羽本線「横手駅」
• 会場への移動:
メイン会場の一つである横手市役所本庁舎前までは、横手駅から徒歩約20分。
祭り期間中は、各会場(横手南小学校、横手公園、木戸五郎兵衛村など)を結ぶ「無料巡回バス」が運行されます。
※会場周辺に駐車場がないため、車で来場する場合は指定の駐車場からシャトルバス等を利用する必要があります。
●公式HP:https://www.yokotekamakura.com/event/3-5/
ご自宅の食卓にも「雪景色」を。
旅先で出会う雪景色は、ふとした瞬間に思い出としてよみがえるもの。
そんな冬の記憶を、日々の暮らしにそっと重ねてくれるのが、
石川県・山中温泉の風景を器に映し出したブランド「iroikoi(いろいこい)」です。
■ iroikoi「雪景色」シリーズ
冬の山中温泉に広がる、澄みきった静けさを表現した器。
白と淡い青のグラデーションは、雪に包まれた川辺や、冷たい空気の透明感を思わせます。
料理を盛り付けると、まるで真っ白な雪原に彩りが浮かび上がるよう。
いつもの食卓に、ささやかな物語が生まれます。
各地の雪まつりで感じた冬の情景を思い返しながら、
iroikoiの器とともに、季節を味わう時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。
