李朝風「紀州根来塗」
収納七人飾り

華やかながらも落ち着きある御人形を、
李朝風のデザインを取り入れた
「紀州根来塗（ねごろぬり）」の
収納型飾り台に配した
贅沢な七人飾りです。

優美な「描き目」と
京都西陣織 正絹ゴブラン織

主役となる御人形の衣装には、
京都西陣織正絹の「ゴブラン織」を使用。
重厚感のある織りが、
格式高い華やかさを演出します。

また、お顔は「描き目」仕上げ。
幾重にも繊細に筆を入れることで、
優美で慈愛に満ちた表情を表現しました。

駿河竹千筋細工と本金蒔絵
細部まで宿る伝統の技

お飾りを彩る道具にも、
日本の伝統工芸を尽くしました。

花器には繊細な「駿河竹千筋細工」を用い、
咲分けの紅白梅を配置。

御屏風は「絹地重ね箔」、
木製の駿河雛道具には「本金蒔絵」を施すなど、
細部に至るまで職人の技が光ります。

インテリアにもなる「箪笥」
紀州根来塗の趣

飾り台は、お人形やお道具を
すべて収納できる
「箪笥（タンス）」としての機能を備えています。

黒漆の下塗りに朱漆を施し、研ぎ出すことで
趣のある表情を見せる「紀州根来塗」仕上げ。

オフシーズンには蓋を閉じれば、
美しい李朝風の小箪笥に早変わり。

「使わないときはしまわれたインテリアにもなる」
暮らしに寄り添う設計です。

作り手：株式会社柿沼人形

昭和25年（1950年）創業。
江戸木目込人形の伝統技法を受け継ぐ、
東京・越谷の老舗人形メーカーです。

「伝統とは革新の連続である」
という信念のもと、
伝統工芸士・柿沼東光を筆頭に
熟練の職人たちが常に新しい人形づくりに挑戦。

現代のライフスタイルに調和する、
新しい木目込人形の世界を創造し続けています。