iroikoi プロデューサー 池田さんを支えるご当地メシと至福のルーティン
2022年にスタートした新ブランド「iroikoi」の立ち上げ以来、休みらしい休みもほとんどなく、多忙な日々を送っている作り手 池田晃一郎さん。
(※「iroikoi」のお話はまた別の機会に)
そんな池田さんにお話をうかがったのですが、これがとても楽しくて。
気づけば時間を忘れて、ついつい話し込んでしまいました^^
今日はその池田さんの素顔を、少しご紹介したいと思います。
日本全国を制覇した、旅とご当地グルメの愛好家

名前 | 池田 晃一郎(いけだ こういちろう) |
生まれ | 石川県 加賀市 生まれ |
扱う工藝品 | 山中漆器 |
肩書 | 株式会社いけだ 4代目 iroikoi プロデューサー |
日々のリフレッシュ方法 | 旅行とショッピング |
山中温泉が身近にある生活

仕事を終えて夕食を済ませると、池田さんは決まって山中温泉へ向かうんですって。
温泉地ならではですよね。
湯舟に肩まで浸かって、ふっと息を抜く。その時間が一日の締めくくり。
僕やっぱお風呂入ってご飯食べてお風呂に入る、そういうルーティンになってしまってるので、シャワーじゃ物足りないんすよね。 湯舟につからないと気が済まない人間なんですよ。
秋は山の紅葉、冬は雪景色。
湯上がりの空気には、そのときどきの季節がしっかり映り込むのだとか。
池田さんにとって温泉は特別な贅沢ではなく、毎日の暮らしに根付いた“整える時間”。
出張先でもできるだけ大浴場付きのホテルを探します。
私にとって温泉は「旅行先でのご褒美」だったりしますが、
池田さんにとっては“日常のお風呂”なんだな~と感じました。
旅と仕事と、ごはんの楽しみ
多忙な日々のなかでも、池田さんが大切にしているもうひとつの楽しみが“ご当地メシ”。
出張を含めて全国47都道府県すべてに宿泊した経験を持ち、
移動の合間にその土地ならではの味を探すのを欠かせません。
最近のヒットは香川県高松の骨付き鶏。

初めてだったんですけど、ちょっとあれを食べた時にちょっと衝撃受けましたね
私も一鶴の骨付き鶏が大好きでつい話が盛り上がってしまいました。
(おにぎりを脂に浸して食べるのが抜群に美味しいんですよね~!!🤤)
つい先日は東京に出張に来ていた池田さん。
その時は鰻を食べたのだとか。
そう笑みをこぼしながら話してくださる姿からも、美味しい記憶の余韻が伝わってきます。
九州に行けば熊本の馬刺し、大分ではとり天。
地元・石川県では「魚はだいたいうまい」と断言。冬のカニも格別だそうです。
石川から高松まで5時間半、フェリーで大分に渡り、そのまま鹿児島まで走ったことも。
仙台へも車で赴いたそうです。ハンドルを握り、遠くの町へ。
そこで待っている“その土地の一皿”こそが、出張や旅のご褒美なのかもしれません。
東京に出るときはかっこつけちゃうんです
食べることのほかにショッピングも好きな池田さん。
普段は作業着姿が当たり前。だけど東京に出張に行くときは、少し違うんです。
髪型や服装に気を配り、いわば“東京用の装い”にチェンジするのだとか。
東京にいる時は、それなりに髪型も気にしてるし、ちょっと服もね、いつもよりちょっと違うんでね。
やから、みんなびっくりするんですよ。こっちで初めて会った人が東京で会うと、
『あれどうしたん?若くなったね』とかって。若くはないけども、それなりに散髪もしてきたし、
服も現地調達やし。『何やってんねん』って言われるんです(笑)
普段とのギャップに驚かれることもあるそう。
私がお会いしたのも東京で、ジャケットを羽織った池田さんでした。
今度はぜひ“作業着姿の池田さん”にもお会いしてみたいです^^
忙しい日常を支えるのは、派手な休暇や特別な嗜好品ではなく、湯舟に浸かるひとときと美味しいごはん。
どちらもシンプルですが、だからこそ確かな力となり、池田さんを前に進ませる原動力になっているのだと感じました。