一陽来復。冬至の日に、体と運を温める
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今年も残りわずかとなりました。
本日2025年12月22日(月)は冬至。
一年で最も昼が短く、夜が長い日です。
古代の人々にとって、太陽の力が弱まるこの日は
「死に最も近い日」として恐れていた側面もあったのだそう。
けれど同時に、冬至はここを境に再び光が戻ってくる日でもあるんです。
陰の気が極まり、やがて陽へと転じていく―
この変化を「一陽来復」と呼び、運気が静かに上向き始める節目として
大切にされてきました。
冬至は、体を温め、心を鎮め、次の流れを迎えるための「準備の夜」。
今回は、そんな冬至におすすめしたい過ごし方をご紹介します。
冬至に食べたい運を呼び込む七つの食材
冬至といえば、もうひとつ欠かせないのが柚子湯。
「冬至(とうじ)」と「湯治(とうじ)」、
「柚子(ゆず)」と「融通(ゆうずう)」をかけた
江戸時代の言葉遊びが由来とも言われていますが、
その本質は新しい年を迎えるための禊(みそぎ)にあるのだそう。
本来は冷たい水で身を清める水垢離(みずごり)を行いますが、
真冬に行うのは現実的ではありません。
そこで、香りの強い柚子を湯に浮かべ、
心身を清めるようになったのだとか。
柚子の皮に含まれる成分は血行を促し、冷えを和らげるとも。
今夜は柚子湯でゆっくり湯船に浸かってみてください。
柚子湯で身を整える
お正月はゆっくりしたいし、人込みは避けたい...という方も多いはず。
初詣の時期は、一般的に「松の内」の期間中であれば良いとされています。
・関東地方など:1月7日頃まで
・関西地方など:1月15日頃まで
とされることが多いみたい。
中には、節分や立春までならOKという考え方も。
近年は混雑を避ける「分散参拝」もすっかり定着し、
無理に三が日にこだわらず、松の内や1月中旬以降に、
静かな気持ちでお参りするのも素敵な選択です。
自分自身を労わることを一番に
運気が切り替わる日だからこそ、「頑張りすぎない」ことも大切。
●夜更かしをしない
一年で最も夜が長い日。無理に活動せず、早めに休むのが吉。
●ネガティブな言葉を控える
愚痴や強い言葉は、これから入ってくる運の流れを濁してしまうとも。
●無理な大掃除はしない
大掛かりな掃除は別日に。今夜は整える程度で十分。
冬至は、「整える日」。
何かを片付けるより、自分自身を労わることを優先してみてください。
今日から始める福支度
寒さで羽毛をふくらませた雀を、「ふくら雀」。
「福良(ふくら)」に通じることから、
富や繁栄の象徴とされてきたのだとか。
もし外で丸々とした雀を見かけたら、
それはささやかな幸運のサインかも。
また冬至は、「始める」よりも「蓄える」力が強まる時期。
財布を整えたり、一年を振り返るのにも丁度良いタイミングではないでしょうか。
2025年12月22日。
外の景色は真冬でも、自然の流れは今日を境に少しずつ春へ。
かぼちゃを食べ、柚子湯に浸かり、早めに布団に入る。
どうぞ今夜は、
自分をいたわる冬至の夜をお過ごしください。
