精密な手仕事が光る工場—デライトラボに行ってきました!

2025年大阪・関西万博の公式ライセンス商品にも登場した溜息3秒の卓上ボールペン。
その製造を手がけているのが精密加工のプロフェッショナル集団デライト・ラボさん。
今回、実際の製造現場を見学させていただきました!
素材ひとつで変わる、削り心地と仕上がり

見た目はほとんど同じでも、素材の配合や組成の違いによって削り心地や仕上がりはまったく異なるのだそう。
スピーディーに削れる素材は作業効率が高い反面、表面に細かなキズが入りやすい。
一方で今回の卓上ボールペンに使われている素材は、削るのに少し時間がかかる分、
仕上がりが格段に美しく、キズもつきにくいという特徴をもっているのだとか。
工場で実際に見せていただいたサンプル(上記画像)は、私には太さくらいしか違いがわからず、、
「本当にこれ、素材が違うんですか?」と思わず聞いてしまうほどでした。
そのわずかな差を見極め、使いこなすのは、
職人さんの経験と感覚の積み重ねなんだなと思います。
最新技術の機械と人の手で作り上げる精度
工場の中では、最新の加工機械がずらりと並び、整然としたリズムで製造が進んでいました。
とはいえ、すべてを機械任せにしているわけではありません。
最終的な仕上げや微調整は、やはり職人の手作業。
航空機の部品も手がける企業だからこそ、「細部まで手を抜かない」姿勢と高い精度が息づいていました。


一社完結のものづくり体制
デライトラボさんの大きな強みは、設計から加工、検査までを自社で一貫して行えること。
通常、製造業ではボルトやネジなどのパーツごとに別会社が関わることが多く、
不具合が起きた際の原因追跡に時間がかかることもあるといいます。
だけどデライトラボさんは、設計から加工、検査までを一社で完結していて
スピーディーかつ高品質な製造が可能なんです。
さらに、取引先企業に合わせて専用の検査機器を設置するなど、
柔軟で徹底した品質管理体制が築かれていました。
だからこそ沢山の名だたるメーカーからオファーがあるのだと思います。
職人の感覚と最新技術、そのどちらも大切にするデライトラボさんの姿勢は、
ものづくりの理想形のひとつだと感じました。
★おまけ★
デライトラボさんにはこれまで製造された特注品なども飾られていました!
遊び心ある商品ばかりで、見ているだけで楽しかったです。
ステーショナリーだけでなく、楽器の製造や伝統技術とのコラボレーションなど、新しい挑戦にも意欲的。
これからどんな商品が生まれるのか、ますます楽しみです^^
