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2025.08.18

【万博】夏の推しアイテムその❸夏の風が運ぶ、小さな音の贈り物|2025大阪・関西万博公式ライセンス商品

風鈴トップ

窓からそよぐ風が、ガラスを揺らして「チリーン」と澄んだ音を響かせる。
その一瞬で、まるで夏の暑さがすっと和らぐようです。

今回ご紹介するのは、そんなひとときを運んでくれる、2025大阪・関西万博公式ライセンス商品、江戸風鈴です。

江戸風鈴は、ただ音が鳴るだけではありません。
光の当たり方や風の強さで、その音色も、模様の表情も少しずつ変化します。

一つとして同じものはない、職人の手仕事が詰まったこの風鈴は、日々の暮らしに心地よい彩りを添えてくれます。

職人の息が形になる「宙吹き」

製造風景
撮影:47CLUB

この風鈴、型を使わない「宙吹き」という技法で作られています。

職人さんが溶けたガラスに息を吹き込み、長年の経験と勘だけを頼りに、一つひとつ丸みや形を整えていくのです。

数字や機械じゃ測れない“ちょうどいい形”は、長年の経験と勘の賜物です。

だからひとつひとつ、微妙に違う。

同じに見えても、よく見ると少し丸かったり、ほんの少し背が高かったり。

その個性がまた愛おしいんですよね。

あえて残す“ギザギザ”が生む音の魔法

製造風景
撮影:47CLUB

縁(鳴り口)をツルツルに削らず、あえてギザギザのまま残す——これが江戸風鈴の大きなこだわりです。

その小さな凹凸に風鈴の舌(振り管)が当たることで、「ちりーん」という一音に奥行きと余韻が生まれるんです。

耳に届くその音は、ただの高音じゃなくて、心の奥までじんわりと染み渡るよう、優しく奥深い響き。この音色があるだけで、暑い夏の日でも、どこか穏やかに過ごせる気がします。

100年以上、変わらない夏の音

この風鈴を作っているのは、大正4年創業の江戸風鈴の老舗工房。

100年以上前から受け継がれてきた伝統的な技法を今も変わらず守り続けています。

ガラスの内側から描かれた絵柄は、長く使っても剥がれにくく、光に透けることでふんわりと浮かび上がります。

 

製造風景
撮影:47CLUB

昼間の自然光ではキラキラと、夜の灯りの下では幻想的に。

時間帯によって異なる表情を楽しめるのも魅力です。

職人さんがひとつひとつ丁寧に作るからこそ、「本物の音」が生まれる。

 毎年夏になると、つい手元に置きたくなるのは、この音がただの“涼しさ”じゃなくて、日本の夏そのものだからかもしれません。

日本の夏を象徴する、この美しい音色を、ぜひあなたの日常に取り入れてみませんか?


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47 TREASURE(運営:47CLUB)は、2025大阪・関西万博マスターライセンスオフィスとのサブライセンシー契約において、日本国内の伝統工芸品および伝統工芸品に準ずる特産品を公式ライセンス商品化する取り組みを行っております。「2025大阪・関西万博公式ライセンス商品」はライセンス契約に基づいて製造されており、売り上げの一部は、本万博のために活用されます。

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