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2025.12.30

108の音色で心を整える―大晦日除夜の鐘

タグ:#イベント

一年の終わりを告げる深く重厚な鐘の音。
日本の大晦日の風物詩「除夜の鐘」は、静寂な夜空に響きわたります。

音の余韻の中に、過ぎ去った1年の喜びや反省を溶かし、清らかな心で新年を迎える。
今回は、除夜の鐘の由来や意味、そして各地の行事についてご紹介。
 

除夜の鐘とは?

「除夜」とは古い年を除く夜、つまり12月31日の大晦日の夜のこと。

この風習は中国から伝わったとされ、江戸時代には日本各地の寺院に広まりました。
昭和初期にラジオ中継が始まったことで、
除夜の鐘は全国的な年末行事として定着したのだそう。

梵鐘の響きは「仏の声」にたとえられ、
その音を聞くことで、人の心に宿る迷いや苦しみを断ち切る力があると信じられてきました。

鐘をつく回数は、一般的に108回。
人間の煩悩の数が108ある、という考えに由来するとされています。

多くの寺院では、年内に107回、年が明けた瞬間に最後の1回をつくことで、
旧年の煩悩を払い、新しい年を迎える準備を整えるのです。
 

参加する際のマナー

一般の参拝者が鐘をつけることができる寺院も全国に数多くあります。
参加する際は、次の作法を心がけましょう。

1.参拝が先
鐘をつく前に、まずは本堂へのお参りを済ませます。
参拝後につくことを「戻り鐘」として避ける考え方があるからだとか。

2.合掌・一礼
鐘をつく前とついた後に鐘に向かって合掌し、一礼を。

3.優しくつく
力任せに打ちつけず、鐘をいたわる気持ちで。

4.喪中でも参加可能
除夜の鐘はお祝い事ではなく、迷いを払う行事。
喪中や忌中の方でも参加して問題ありません。
 

おすすめスポット

ホットミルクやコンサートも!フェス感覚で楽しむ【築地本願寺(東京・築地)】

築地本願寺では「除夜のつどい」と題し、開かれた雰囲気の中で新年を迎えます。
今年はフードロス削減の取り組みとしてホットミルクの無料配布(JA全農提供)が行われるほか、パイプオルガンコンサートや僧侶への相談コーナーなど、ユニークな企画が満載。

一般の来場者も実際につくことができます。
(※配信に映りこむ可能性がございます)

●開催日時:2025年12月31日21:00~(閉門0:30)
●場所:築地本願寺(東京都中央区築地3-15-1)
●公式HP:https://tsukijihongwanji.jp/

東京タワーの足元で【増上寺(東京・芝公園)】
徳川将軍の菩提寺としてしられる増上寺。
ここでは元旦の午前0時、御法主台下による第1打を皮切りに、4人1組の善男善女が鐘を鳴らします。

また、古いお守りやお札をお焚き上げする「浄焚会(じょうぼんえ)」も
大晦日23時から行われます。

●開催日時:2026年1月1日午前0時~(浄焚会は大晦日23時〜)
●場所:増上寺(東京都港区芝公園4-7-35)
●参加方法:鐘撞きには「鐘撞き券」が必要ですが、人気の高い行事のため事前の確認が必須です(例年12月1日頒布開始)
●公式HP:https://www.zojoji.or.jp/

圧巻の迫力!17人の僧侶が奏でる大鐘【知恩院(京都・東山)】
京都・知恩院の除夜の鐘は、日本三大梵鐘の一つに数えられる巨大な鐘を使用しています。
最大の特徴はその撞き方。
親綱を持つ撞き手の掛け声に、16人の僧侶が応え、全身を使って鐘を打ち鳴らすのです。

ここは「見学のみ」で、一般の方が鐘をつくことはできませんが、その迫力は一見の価値あり。

●開催日:2025年12月31日
●場所:知恩院(京都市東山区林下町400)
●参加方法:見学のみ ※事前申込制(当日申込不可)
●公式HP:https://www.chion-in.or.jp/

世界遺産で煩悩を払う【清水寺(京都・清水)】
京都を代表する名所、清水寺。一年の最後の夜から元旦にかけて、清々しい気持ちで新年を迎えるための伝統行事として除夜の鐘が行われます。

●開催日:2025年12月31日
●場所:清水寺(京都市東山区清水一丁目294)
●参加方法:予約制
●公式HP:https://www.kiyomizudera.or.jp/

今回ご紹介した以外にも、一般の人が鐘をつけるお寺は全国にたくさんあります。
一方で鐘をつくこと自体を控えるお寺も一部ありますので、事前の確認は欠かせません。

もし近くにお寺があれば、掲示板や公式サイトをのぞいてみてはいかがでしょうか。
遠方で足を運べない方は、オンライン配信で鐘の音に耳を澄ませるのも一つの方法。

来る2026年が、皆様にとって素晴らしい一年となりますように。
 

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