TOUCH CLASSICで嗜むひととき

宮城県の伝統工芸・玉虫塗を、もっと身近に楽しめるように。
伝統技法とガラスの透明感が重なり生まれた TOUCH CLASSIC のシリーズから、
47 TREASUREがセレクトしたアイテムをご紹介します。
玉虫塗を引き立てる薄吹きガラス
シリーズすべてに使われているのは、松徳硝子が手がける薄吹きガラス。
驚くほど軽く、まるで水の膜をまとったような澄んだ透明感を持っています。
この素地があることで、玉虫塗が重ねる色と光の層がより深く、繊細に浮かび上がります。
光の角度でほんのりと表情が変わるその様子は、
まるでグラス自体が静かに呼吸しているかのよう。
玉虫塗の魅力を最大限に引き出すために欠かせないのです。
ウイスキーやオンザロックに-オールドグラス

グラスの内側をそっとのぞくと、玉虫塗の工程で蒔かれた銀粉が
淡く揺らぎ、氷や液面を通して深い陰影を描きます。
山の稜線や海の動きを思わせるグラデーション。
黒を基調としたその佇まいは、静かで上品な存在感があります。
手にしたときの安定感、飲み物の色が際立つ漆黒の背景。
シーンを選ばず使える懐の深さが、
このオールドグラスが選ばれ続ける理由のひとつです。
日常茶や水などに-タンブラー

細身で持ちやすく、軽やかな印象のタンブラーは、日常に自然と馴染む万能タイプ。
冷酒やリキュールにもおすすめです。
玉虫塗の色の変化がもっとも柔らかく出る形状のため、
明るい光のもとでは軽やかに、陰の中では静かに深みを見せ、
その時々の空気を映し込むような表情を楽しめます。
玉虫塗の繊細な色の変化がやさしく表れる形状で、
明るい光のもとでは軽やかに、
陰に入ると静かな深みを見せてくれる。
その時々の空気を映し込むような、しなやかな表情が魅力です。
薄吹きガラス特有の軽さとすっきりとしたシルエットは、毎日使ってもストレスを感じません。
「何を飲むか」ではなく
「このグラスで飲みたい」
と思わせてくれる一本です。
贈りものに-片口とお猪口
片口(KATAKUCHI)と猪口(CHOKO)2客が揃った酒器セットは、
お歳暮やお祝いなど、贈り物としても喜ばれるアイテム。
片口の広い面には玉虫塗のグラデーションが豊かに広がり、
酒を注ぐたび、底に宿る銀粉の層が柔らかく反射します。
猪口にも同じラインが施されており、
片口からそそがれた酒が、器の中で光を帯びて見えるのは玉虫塗ならではの魅力。
ふたりでゆっくり楽しむ晩酌にも、
ひとりの落ち着いた夜にも、そっと寄り添ってくれるセットです。
