ヒノキの枡を永く楽しむためのお手入れ方法

癒しをくれるやわらかな香り。手のひらにすっと馴染む木肌。
ヒノキの枡には、自然素材ならではの心地よさがあります。
でもその反面、木の器だからこそ気をつけたいポイントも。
正しく扱えば、何年も寄り添ってくれる頼もしい道具です。
ここでは、ヒノキの枡を永く楽しむためのお手入れ方法をご紹介します。
届いた枡はそのままお使いいただけます。
ヒノキには、もともと雑菌の繁殖を抑えるチカラがあるのだとか。
そのため、手元に届いた枡は特別な準備をしなくても
そのままお使いいただけます。
もし気になる場合は、水洗いではなく、
乾いた布で軽く拭いてあげるだけで十分です。
ご使用後は内側だけをサッとすすぐ
使い終わった枡は、内側を流水で軽くすすぐだけでOK。
ヒノキは外側からの吸水性が高いため、
外側を濡らしすぎると木が膨張し、
底板とのすき間が生まれ、漏れの原因になることがあります。
外側をゴシゴシ洗う必要はありません。
また、プリント入りの枡は、濡れた状態でこすると
インクが剥がれてしまう場合があります。
洗う際は、内側をやさしく流す程度に。
お手入れで避けていただきたいこと
ヒノキの香りや質感を損なわないために、以下の行為はできるだけ避けてください。
✖洗剤は基本NG
香りが弱くなったり、木の油分を奪ってしまいます。
汚れがひどい時だけ、中性洗剤をごく薄く。
そのほか、特に避けたいこと
・つけ置き洗い
・熱湯をかける
・食洗機の使用
・直射日光での乾燥
・高温多湿の場所での保管
・熱燗でのご使用
ヒノキはとても繊細な天然素材。
特に“水につけっぱなし”は寿命を縮める大きな原因になります。
木がふくらみ、底の接合部が開く恐れがあります。
洗ったあとはできるだけ早く乾かして
洗った後は、なるべく早く水気を取ることが大切です。
・柔らかい布で水分をふき取り、
・底面を上に向けて自然乾燥させる
これだけで、枡の持ちがぐっと変わります。
直射日光やドライヤーなどの強い熱は、
割れ・ヤニ・反りの原因になるため避けましょう。
保管は、風通しがよく涼しい場所が安心。
ヒノキは呼吸する素材のため、使い続けるうちに木が伸び縮みして、
すき間が生まれることがあるのだとか。
これは無垢の木ならではの自然な変化。
そのため完全に避けることはできません。
状態が大きく変わってしまった場合は、
その枡は役目を終えた合図かもしれません。
大橋量器の職人さんが丹精込めてつくった枡。
ぜひ正しいお手入れで、ヒノキの香りとやさしい手触りを
長く楽しんでいただければ嬉しいです。
