2026年の干支は「丙午(ひのえうま)」。60年に1度巡ってくる稀有な年
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今年も残すところあと2か月を切りました。
間もなく迎える2026年は午(うま)の年。
だけど、この2026年は、60年に1度しか巡ってこない、少し特別な”丙午”の年なんです。
丙午ってどんな年?
干支というと十二支の動物を思い浮かべますが、
実は、もうひとつの要素である「十干(じっかん)」という
自然のエネルギーの組み合わせがあり、
これらを合わせてひとつの年が形づくられているのをご存知でしょうか。
丙午の”丙”は、陽の火。
つまり、太陽の光を意味しているのだとか。
そして、”午”も、また火の気を持つ、力強い存在。
この2つの「火」が重なり合う2026年は、
情熱や行動力が高まり、勢いのある一年と解釈されているんです。
大地を蹴って走り出す馬のように、
自分の目標や夢が一気に動き出す——
そんな年になるのではないでしょうか。
古くから語られてきた「丙午」の言い伝え
“丙午”という言葉を聞くと、
少し不安そうな表情を思い浮かべる方もいるかもしれません。
かつて、日本では
「丙午生まれの女性は気性が激しい」
という言い伝えが広く語られていた時代があったのだとか。
これは、江戸時代の逸話がもとになって広まった迷信だと言われています。
前回の丙午である1966年には、
この“根拠のない話”が社会に影響を与え、
女の子の出産を避ける家庭もあったほど。
もちろん今では、科学的根拠がないことは明らかに。
気性を左右するのは生まれた年ではなく、
その人自身が歩んできた時間や環境によるもの。
丙午の迷信は、ただの古い言い伝えとして語り継がれています。
2026年という一年が、
希望と活気にあふれ、
新しい挑戦へ向かって大きく踏み出せる時間になりますように。
火の力を宿す丙午のめぐりが、
皆さんの背中をそっと押してくれる——
そんな輝かしい一年になることを、心より願っています。
